Sanada Cords The Samurai Ties That Bind
Sanada Cords The Samurai Ties That Bind
真田紐は世界で最も細い織物。一本一本の糸には、約400年の日本の伝統と歴史がある。戦国武将 真田幸村により考案され、その味わい深いデザインと実用的な美しさから、茶人の千利休が茶道具に真田紐を使用。本作は日本の歴史に名を刻んだ偉人たちが愛用し、約450年紡がれてきた「 真田紐 」に密着した証言ドキュメンタリー。世界160か国- 約4億世帯向けの世界放送。
取材、出演者
・清水健斗(監督)
・ANNA AYA(ナレーション)
・信州大学繊維学部
・裏千家 (好古庵)
・九度山真田紐研究会
・上田市立博物館
・墨屋那津子
・ゑびや商店
・株式会社 医食同源ドットコム
ドキュメンタリー撮影風景
株式会社日本国際放送よりコメント
約450年の歴史を持つ日本の伝統的な紐「 真田紐 」をさまざまな視点から迫った今回の番組。番組冒頭、戦国武将が「 真田紐 」を生み出したとされる歴史の紹介からの始まり方はインパクトがあり、一気に番組に惹きこまれた、と多くのモニターが記していた。機能性と美しさを兼ね備えた真田紐の魅力がたっぷり伝わる興味深い内容だったという。美しくて強靭な織物の紐に魅了された、という声が多かった。
3つのパートに分け、真田紐のさまざまな側面を取り上げていたのがわかりやすくて良かった、という声や、真田紐の魅力を発信する職人や専門家たちのインタビューが内容を豊かにしていた、といった声が寄せられた。真田紐の職人技、歴史的背景、文化的魅力が詰まっており、人々の真田紐に対する情熱が伝わってきたというコメントが目立った。
繊維学の高寺教授による真田紐の特徴やデザインの説明、中でも組紐との違いの説明がわかりやすかった、と好評だった。茶道裏千家の業躰・奈良宗久さんの、道具の歴史的価値と精神性の話から日本の文化を学ぶことができ勉強になり面白かったと複数がコメントしていた。茶道のリポートを通して、非常に重要な文化的財産であることが伝わってきたという。
番組後半では真田紐業界の課題にも触れ、伝統を尊重し守りながら、新たなアイデアや販路を模索し新しい価値を創造している様子を垣間見ることができ、未来を感じ、これからの「 真田紐 」の使い方に興味が湧いたとするモニターが多かった。
視聴者レビュー(一部抜粋)
インドネシア・40 代男性・会社員
真田紐は何なのか、侍とどんな関係があるのか、番組タイトルが特徴的で興味を引いた。番組の冒頭では、刀や兜など古い武具を展示した博物館が紹介され、とても印象的だった。武士が真田紐をどのように使っていたのか興味が湧いたので、もっと長く紹介してほしかった。真田紐を保存するために設立された協会についての専門家の青木さんの説明が興味深かった。貴重な伝統文化を真摯に守っている姿に感銘を受けた。繊維学の高寺教授による真田紐と組紐の違いについての説明も興味深かった。違いがよく理解でき面白かった。また、真田紐が茶道と密接な関係があることも理解できた。真田紐を使った結び方や、商品についてなどもっと知りたくなった。
マレーシア・40 代男性・営業
装飾的でありながら機能的な真田紐について、そして日本の歴史や茶道などの文化を垣間見ることができる充実した番組だった。真田紐が現代でどのように使われるかも見ることができ面白かった。時代とともに変化し、芸術を守り続けている日本の精神を映し出しており、楽しく視聴した。
シンガポール・40 代女性・不動産業
真田紐について初めて知り、新鮮だった。バッグやファッションに使われる真田紐の美しい映像での始まりに興奮した。番組は真田紐にゆかりのある人物にインタビューするという構成だったが、インタビューばかりで少し変化がほしかった。もっとデザインやアイデア、真田紐を使った製品などを見たかった。茶道具を結ぶのに茶色と緑の真田紐が使われていたが、それ以外の用途でも使われているのか気になった。
パキスタン・30 代女性・主婦
初めて知る素晴らしい織物に興味を持った。各セグメントを区切ってタイトルがつけられていたのがわかりやすく良かった。真田紐という伝統芸術のさまざまな側面について複数の人々から話を聞くことができ、とても面白かった。真田紐生産の最大手工房のデザイナーの、最終的な製品が顧客の望むものであるか注意深く確認する様子と、細部にこだわる姿勢に感銘を受けた。また、真田紐がこれほどさまざまなものに使えることにも驚いた。日本文化を多く学べる 30 分だった。素晴らしい伝統が失われ始めているのは悲しく、パキスタンでも同じようなことが起こっている。伝統芸術を現代の生活に取り入れるために、多様化と革新を続けていることも刺激的だった。
オーストラリア・30 代女性・自営業
真田紐のユニークさや他の日本の伝統的な織物との違い、強と耐久性についての説明が充実していた。有益な情報が多かったが、芸術としての真田紐よりも、物理的な特徴に重点を置いている印象だった。真田紐の模様や色に魅力を感じ、その点をもっと深く掘り下げてほしかった。真田紐と茶道文化との関連は非常に興味深かった。真田紐の魅力が良く伝わってきた。真田紐はもっと多様に利用できると思うので、可能性はまだまだ広がると感じた。日本の伝統的な織物を取り上げたユニークな番組だった。
トルコ・50 代男性・学生
真田紐に込められた精神を若い世代に伝えていく、日本はそういったことが得意な国だと思っている。伝統と精神の継承。日本の社会には、伝統や知恵を受け継ぎ、維持する人が必ずおり、とても重要で大切なことで素晴らしいと思う。このような番組をもっとみたい。興味深く面白い番組だった。
カザフスタン・30 代女性・教師
日本という国を学ぶには、一生かかっても足りないと思う。「紐」をテーマに番組ができることに驚いた。魅力的で面白い番組で、夢中になって視聴した。番組が3つのパートに分かれているのがわかりやすかった。高寺教授、真田紐研究会の青木さん、裏千家の業躰の奈良さん、普及活動を行っている墨谷さん、織手職人、それぞれのインタビューは聞き応えがあった。
イギリス・50 代女性・薬剤師
この番組は美しく興味深く、説明がわかりやすかった。以前、組紐を体験したことがあり、真田紐の編み方やその違いを知るのがとても面白かった。専門家へのインタビューがとても印象に残った。茶道の説明も魅力的で、道具の歴史や意味を聞くことができ、有意義な時間だった。伝統を守る一方で、現代のニーズに合うように取り組んでいる様子も興味深かった。真田紐を日本で見たことがあったが、その重要性について初めて学ぶことができる有意義な番組だった。
イタリア・50 代女性・主婦
一見シンプルな紐が、これほど長く重要な歴史を持っていることに驚いた。日本の職人の仕事にとても興味があるので、この番組をとても楽しく視聴させてもらった。何十本もの糸を扱う熟練した織機の職人たちの姿、手織りと半自動、両方の生産現場を見ることができ嬉しかった。茶道における真田紐の重要性についての茶道家へのインタビューは、とても興味深かった。組紐と真田紐の違いを明確に示されていたのも良かった。テーマからテーマへスムーズに移行していき、日本の歴史や伝統工芸についてより深く楽しく学ぶことができる番組だった。
スペイン・40 代男性・IT コンサルタント
戦国武将の歴史からの始まり方が魅力的で、一気に番組に惹きこまれた。3 つのセクションに分かれており、それぞれタイトルも良かった。高寺教授による織りの工程についての詳細な説明がとても勉強になった。組紐の比較は両技法の明確な用途と複雑さを理解するのに役立った。茶道とのつながりを紹介した第 2 部では、真田紐がいかに茶の湯を高めてくれるかを理解することができた。特別な紐が、「包む」「結ぶ」といった単純な行為を、いかに意味深い儀式へと高めていることが伝わってきた。文化的慣習と工芸を見事に結び付け、魅力的な内容だった。
アメリカ・40 代男性・自営業
真田紐について、科学的な面と芸術的な面の両方からわかりやすく説明があり、とてもわかりやすい構成だった。一つひとつ手作業で伝統的な手法で織る様子が映されたと思ったら、その後には工場での様子もあり、真田紐をさまざまな角度から見せてくれる非常に完成度の高い番組だった。真田紐と他の紐との違いの説明が面白かった。番組最後に紹介されたポップアップストアに興味をもったので早速調べてみた。
アメリカ・30 代女性・アーティスト
真田紐のエピソードを楽しく拝見した。落ち着いた BGM が良かった。真田紐研究会の青木さん、高田教授から、真田紐の特徴や組紐との違いについて詳しい説明を聞くことができ、解説が充実していた。努力や思いが具体的に語られているのがとても良かった。思いの深さを茶道と結びつけて学ぶことは、新鮮だった。「お清め」は掃除とは違い、「清める」ためのパフォーマンスであると話されたのが印象的で良かった。伝統とは創造し続けることである、という言葉が気に入った。